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四国 ・ 古民家・町並み ・ 農的暮らし

神山・名西

古民家と光ファイバー。山里の創造的移住地。

Overview — このエリアについて

徳島市の南西・西方に位置する鮎喰川・勝浦川流域の山間エリア。神山町は2010年代にIT企業のサテライトオフィス誘致と古民家再生で全国的な注目を集め、「移住の聖地」と呼ばれるようになった。上勝町はゼロ・ウェイスト宣言で知られる山村で、棚田の風景と葉っぱビジネスが共存する。佐那河内村は徳島市に隣接しながら農山村の原風景が残る県唯一の村、石井町は吉野川平野の農業が盛んな生活利便の高い町。四者四様の個性を持ちながら、空き家・古民家の活用と移住支援に力を入れるエリアとして共通する。首都圏・関西からの直行バスで徳島市まで入り、そこから車でアクセスする形が現実的。

Living — このエリアの暮らし

山里の暮らしと、創造的なコミュニティ

神山・名西エリアは、1,000m級の山々に囲まれた渓谷の里に、移住者と地元民が混在するコミュニティが育っている。年間平均気温14℃前後(神山町)と四季の変化が大きく、冬は山間部で積雪もある。光ファイバーが全戸整備されており(神山町は四国初・2004年)、リモートワーク環境として整っているのが大きな差別化要素。神山町では15年超の移住実績からパン屋・カフェ・クリエイターが集まる自立した文化圏が形成されており、「人が人を呼ぶ」循環が続いている。一方で、山間部は車必須・買い物施設が少ないなど、都市的な利便は期待しにくい。石井町は徳島市隣接の平野部に位置し、生活インフラが整っている点でエリア内の生活拠点的な役割を持つ。

気候年平均気温14℃前後(神山町)。山間部は冬に数センチの積雪あり。降水量2,100mm前後と多雨傾向。断熱・暖房計画は必要。
アクセス徳島市から車で神山町約40分・上勝町約1時間。高速は板野IC・土成ICから約50分。公共交通は徳島バスが主体で本数は限られる。最寄り駅は石井駅(車30分)。
インフラ・通信神山町は2004年に四国初の全戸光ファイバーを整備。山間部でも高速ネット環境が整い、サテライトオフィス・リモートワークの実績が豊富。
向き / 不向きクリエイティブな仕事とのデュアルライフ、農的暮らし、古民家再生に関心のある人に向く。車が必須で商業施設は限られるため、都市利便を求める人には石井町やエリア外の拠点との組み合わせが現実的。

Renovation — 移住・リノベの傾向

古民家再生と、サテライトオフィス型リノベ

神山町では2010年代からIT企業が古民家・蔵・土間を改修してサテライトオフィスとして活用する事例が相次ぎ、「古民家をオフィスに」という国内のモデルケースを生んだ。民家改修プロジェクト(「イン神山」)が窓口となり、空き家の発掘から改修まで支援する仕組みがある。「すみはじめ住宅」として改修済みの古民家を一定期間借りながら地域に馴染んでから永住先を探すステップも整備されている。上勝町・佐那河内村でも空き家バンクと改修補助が用意されており、改修費用の一定割合を自治体が補助する。いずれも山間の木造建物が多く、断熱・耐震・水回りのアップデートが改修の中心になる。

  • 古民家・蔵のオフィス転用や居住改修。伝統工法建物への経験のある施工者が必要
  • 断熱・耐震・水回り改修が山間古民家の基本工事。冬の寒さ対策は欠かせない
  • 神山町の「民家改修プロジェクト」や「すみはじめ住宅」など、移住しながら物件を探す仕組みが整備されている
  • 各自治体の空き家改修補助(補助率1/2〜2/3・上限50〜150万円)を活用できる場合がある

Towns — このエリアの市町村

神山・名西の代表的な市町村

市町村名をクリックすると、暮らしの魅力と、移住・二拠点に関わる支援制度の確認先がその場で開きます。

神山町 暮らしの魅力と支援を見る

「移住の聖地」「創造的過疎」の代名詞。鮎喰川沿いの山里に古民家を改修したサテライトオフィスが点在し、IT系クリエイターや起業家の移住が続く。NPO法人グリーンバレーと一般社団法人神山つなぐ公社が空き家紹介・改修支援を担い、「すみはじめ住宅」で移住体験も可能。2023年には神山まるごと高専が開校し、教育面でも注目が高まっている。全戸光ファイバー整備済みでリモートワーク環境が整う。

移住・二拠点の支援:空き家改修事業補助金(補助対象経費の1/2以内・上限50万円、5年以上居住条件)/若者定住支援住宅新築等補助金(新築:1/2以内・上限150万円、町内業者施工は上限200万円;改修:1/2以内・上限50万円;用地取得:1/3以内・上限50万円、40歳以下が対象)/産材使用住宅補助(町産材1m³あたり3万円)等

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上勝町 暮らしの魅力と支援を見る

日本初のゼロ・ウェイスト宣言(2003年)で世界的に知られる山間の町。45分別・リサイクル率80%超の暮らしへの参加が移住の前提となる個性的なエリア。勝浦川沿いの棚田と苔の風景、葉っぱビジネスなど地域固有の産業が根付く。コンビニ・スーパーがなく生活物資は30〜40分圏外で調達が必要なため、山暮らしに本気で向き合える人向け。移住交流支援センターに相談窓口がある。

移住・二拠点の支援:新築・中古住宅購入補助(2/3以内・上限150万円、50歳未満・10年定住条件)/空き家改修補助(1/2以内・上限150万円)/空き家整理費補助(1/2以内・上限10万円)/転入支度金(小学4年生以下の子連れ世帯・30万円/世帯)等

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佐那河内村 暮らしの魅力と支援を見る

徳島市に隣接する徳島県唯一の村。車で約30分で徳島市街へ出られる立地でありながら、園瀬川沿いの農山村の原風景が残る。「講中」「常会」など地域コミュニティの文化が濃く、移住後の関係性の豊かさと濃さが特徴。村営のお試し移住住宅もあり、体験から始められる。診療所はなく医療は徳島市に依存するが、距離は近い。

移住・二拠点の支援:定住支援住宅等補助金(新築・取得:2/3以内・上限150万円;改修:2/3以内・上限100万円、村内業者施工・50歳以下・5年定住条件。子ども加算:中学生以下1人につき50万円・最大3人)/空き家片付け等支援補助金/空き家バンク(登録・活用促進)/わくわく移住支援事業(東京圏からの移住支援金)等

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石井町 暮らしの魅力と支援を見る

吉野川南岸の平野部に位置し、エリア内で最も生活利便が高い町。スーパー・医療機関が揃い、徳島市へ車で約30分。ほうれん草・ブロッコリーなど農業が盛んで「太陽と緑の環境都市」を掲げる。山間の神山・上勝エリアへの玄関口でもあり、山暮らしに不安がある人がまず移住の足がかりとするケースもある。空き家バンクおよびリフォーム助成が整備されている。

移住・二拠点の支援:空き家リフォーム助成(補助対象工事費の50%以内・上限50万円、石井町内業者施工条件)/移住支援事業補助金(東京23区から移住:単身60万円・2人以上の世帯100万円・18歳未満帯同1人につき100万円加算)/移住支援事業プラス補助金(大阪圏〔京都・大阪・兵庫〕から移住)等

公式サイトで確認

※ 移住・二拠点の支援制度はあくまでご案内です。制度の有無・要件・金額・期限・最新情報は、必ず各自治体の公式情報でご確認ください。