近畿 ・ 古民家・町並み
湖北・近江八幡
近江商人の町並みと琵琶湖。関西からの二拠点に。
Overview — このエリアについて
琵琶湖の東岸から北岸にかけて広がる湖北・湖東エリア。近江八幡・彦根・長浜といった城下町・商人の町が連なり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された歴史的町並みを持ちます。標高は概ね80〜150m程度の平坦な湖岸・平野部で、気候は比較的温暖ですが、長浜・米原を中心とする北部は冬に日本海側の影響を受けた積雪があり、豪雪地帯に指定される区域も含みます。JR琵琶湖線・北陸本線が通り、新快速で京都へ約60〜75分、大阪へ約90〜110分と関西圏への二拠点アクセスに現実的な距離感です。米原駅は新幹線(東海道・北陸)が停車し名古屋・東京方面にも拠点性があります。町家・古民家のストックが厚く、空き家バンクを各市が整備するなど、空き家活用・リノベーション移住の受け皿が整いつつあるエリアです。
Living — このエリアの暮らし
城下町・近江商人の文化と、琵琶湖のある日常
エリア全体を通じて、近江商人の土地柄が育んだ商家・町家の町並みが日常の風景をつくっています。近江八幡の八幡堀周辺・彦根の城下町・長浜の黒壁エリアなど、歴史的な町並みが残る一方、琵琶湖の湖岸の自然もすぐそこにあります。新幹線停車駅の米原を含め、JR各線で京都・大阪への通勤・二拠点も視野に入る圏域です。北部(長浜・余呉・木之本方面)は冬の積雪があり除雪・断熱は前提コストになりますが、彦根・近江八幡・東近江の湖東エリアは積雪が比較的少なく、通年の暮らしに取り組みやすい環境です。
Renovation — 移住・リノベの傾向
町家・商家のストックを、現代の住まいへ
近江商人の商家・町家をはじめ、城下町の武家屋敷系統の建物まで、歴史的な建物のストックがエリア各地にあります。重伝建地区内では景観に配慮した改修が求められるケースがある一方、市の空き家バンクや補助制度がリノベーション移住を後押しする土壌が整いつつあります。北部の長浜・米原では冬の寒さ・断熱対策を組み込んだ改修計画が実用上の要点になります。
- 近江商人の商家・町家は奥行きのある間取りが特徴。間口を活かしながら現代の動線・断熱に合わせる計画が核心
- 重伝建地区(近江八幡・彦根)では外観の景観規制を事前確認。行政との協議が前提になる
- 北部(長浜・余呉方面)は積雪地帯のため、断熱・暖房・凍結対策を改修計画に組み込む必要がある
- 各市の空き家バンクと補助制度を活用した「空き家リノベーション移住」の事例が増えつつある
Towns — このエリアの市町村
湖北・近江八幡の代表的な市町村
市町村名をクリックすると、暮らしの魅力と、移住・二拠点に関わる支援制度の確認先がその場で開きます。
長浜市 暮らしの魅力と支援を見る
琵琶湖北岸に位置する城下町。羽柴秀吉が整備した長浜城の町として、北国街道沿いに歴史的な商家・町並みが残ります。黒壁スクエアで知られる観光と暮らしの両面を持ち、市の北部(余呉・木之本方面)は特別豪雪地帯も含む山村地帯で気候が大きく異なります。移住・定住の公式ポータル「なかなか長浜」を運営し、住まい支援が充実しています。
移住・二拠点の支援:移住就業支援金(世帯で上限100万円・単身で上限60万円、東京圏からの就業・テレワーク移住等が対象)/なかなか、いい暮らし応援補助金(子育て・若者夫婦世帯向け新築・リフォームで上限150万円)/空き家バンク等。
公式サイトで確認近江八幡市 暮らしの魅力と支援を見る
琵琶湖東岸、八幡堀周辺の歴史的町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。437軒の町家が現存し(うち空き家が一定数)、2009年設立の「おうみはちまん町家情報バンク」がマッチングを担います。JR琵琶湖線で京都まで約35分・大阪まで約70分と関西アクセスが良く、近江商人の文化が根づく落ち着いた暮らしを求める人に向きます。
移住・二拠点の支援:空き家情報バンク(市が橋渡し)/移住支援金・リフォーム補助等の詳細は市公式でご確認ください。
公式サイトで確認米原市 暮らしの魅力と支援を見る
東海道・北陸新幹線が交差する米原駅を擁する交通の要衝。大阪・京都・名古屋・東京いずれにもアクセスでき、「新幹線通勤支援制度」(近畿初)を設けるなど二拠点・テレワーク移住への積極的な施策が特徴です。「恋する空き家プロジェクト」と呼ぶ空家バンクで登録392件・成約219件(累計)の実績を持ちます。伊吹山地を背景に山村から湖岸まで多様な環境を選べます。
移住・二拠点の支援:空家リフォーム補助金(上限100万円、補助率2/3、空家バンク経由の物件が対象)/移住支援金(東京圏からの就業・テレワーク移住で世帯最大200万円相当)/新幹線通勤定期代補助(最大3年間 上限月々2.3万円相当)/空家地域活性化活用補助金(上限100万円)等。
公式サイトで確認彦根市 暮らしの魅力と支援を見る
国宝・彦根城と城下町の歴史的景観が残る城郭都市。河原町芹町地区が重要伝統的建造物群保存地区に指定され、「小江戸ひこね町屋情報バンク」(昭和20年以前の町屋専門)と「彦根市空き家バンク」の2本立てで物件情報を提供しています。彦根駅周辺は生活インフラが揃い車なしでも暮らしやすい一方、郊外は車が前提になります。
移住・二拠点の支援:子育て・若年世帯空き家リノベーション事業(空き家バンク経由の改修費の2/3・上限120万円、県内転居は上限60万円)/移住促進住宅取得費補助(取得費の1/10・上限50万円)等。
公式サイトで確認東近江市 暮らしの魅力と支援を見る
五個荘をはじめ近江商人ゆかりの蔵屋敷・集落が点在する湖東の内陸エリア。鈴鹿山脈から琵琶湖まで東西に広がる地形で、里山から田園・湖岸まで暮らしの環境を選べます。地価が滋賀県内でも比較的低廉で住宅取得コストを抑えやすく、大阪・京都・名古屋へ車で約2時間圏内に位置します。一般社団法人東近江市住まい創生センターが空家バンクの運営を担います。
移住・二拠点の支援:空家改修費補助(子育て世帯・移住世帯が空家を居住用に改修する費用の一部)/住まいる事業補助金(上限15万円・住宅取得費の1/5等)/移住推進奨励金(移住者1人あたり15万円・空き家活用時+5万円加算等)/移住就業支援事業等。
公式サイトで確認※ 移住・二拠点の支援制度はあくまでご案内です。制度の有無・要件・金額・期限・最新情報は、必ず各自治体の公式情報でご確認ください。