関東 ・ 古民家・町並み
富岡・甘楽
世界遺産の絹の町と、西上州の里山。
Overview — このエリアについて
群馬県西南部、妙義山・荒船山を背景に広がる甘楽富岡エリア。富岡製糸場(国宝・世界遺産)を擁する富岡市を核に、城下町・小幡の残る甘楽町、下仁田ネギとジオパークの下仁田町、高齢化率日本一の山村・南牧村が連なります。標高は富岡市街(約160m)から南牧村の山間(300〜500m超)まで幅があり、首都圏からは高崎経由・上信電鉄または関越道・上信越道で2時間前後。軽井沢とも国道・県道で40〜50分圏内に位置し、「軽井沢の隣の西上州」として注目されはじめている一方、まだ移住者層が薄く静かな里山暮らしを求める人に向いています。古民家・蔵・産業遺産周辺の歴史的建築のストックがあり、地域おこし協力隊や支援協議会が移住者の受け皿として機能しています。
Living — このエリアの暮らし
世界遺産の町と里山、ふたつの顔を持つ西上州
富岡市街は平地で生活利便がまとまっており、世界遺産・富岡製糸場周辺には古民家カフェや歴史的な街並みが残ります。甘楽町の小幡地区には江戸時代の城下町の面影(雄川堰・楽山園)があり、「暮らしの中に歴史がある」環境です。下仁田は上信電鉄の終点・町の西端で、長野県境まで山が続く地形。南牧村は役場標高372mの本格的な山村で、高齢化が深刻な分だけ古民家ストックが厚く、村ぐるみの移住受け入れ体制が整っています。エリア全体として、首都圏から2時間前後の距離感でありながら移住者が少ない「発見前の西上州」という性格があります。軽井沢・佐久方面への往来が容易な点も、二拠点の可能性を広げます。
Renovation — 移住・リノベの傾向
産業遺産の町の古民家と、養蚕農家の再生
富岡周辺には明治・大正期の絹産業に関連した歴史的建築が残り、製糸場周辺の商家・古民家のリノベーションが少しずつ進んでいます。南牧村は養蚕農家を中心とした古民家が多数あり、村改修によるリノベーション物件が移住者に提供されています。エリア全体として内陸性気候のため断熱改修は必要ですが、軽井沢・八ヶ岳ほどの厳しい寒冷地ではなく、初めてのリノベーションでも着手しやすい気候帯と言えます。
- 富岡市街・甘楽の古民家・商家は、世界遺産の雰囲気を日常に取り込める立地。製糸場周辺のリノベーション機運が高まりつつある
- 南牧村の養蚕農家古民家は大きな空間が多く、水回り・断熱を整えることで独自の山村住まいになる。村の改修物件も流通している
- 内陸性気候で冬は寒冷だが、軽井沢クラスの断熱性能は必須ではない。地域工務店との連携で現実的な断熱改修計画を組みたい
- 下仁田・南牧の古民家は耐震基準を満たさない物件も多く、改修と同時に耐震補強を計画に組み込むことが望ましい
Towns — このエリアの市町村
富岡・甘楽の代表的な市町村
市町村名をクリックすると、暮らしの魅力と、移住・二拠点に関わる支援制度の確認先がその場で開きます。
富岡市 暮らしの魅力と支援を見る
富岡製糸場(国宝・世界遺産)を擁するエリアの中核都市。製糸場周辺には明治〜昭和期の歴史的建築と古民家カフェが残り、「世界遺産のある暮らし」という独自の文化的環境が魅力。上信電鉄・上信越道でアクセスがよく、医療・商業インフラもエリア随一。移住体験住宅(製糸場そば・月額2万円)があり、お試し移住しやすい。
移住・二拠点の支援:空き家バンク/空き家リフォーム補助金(市外からの移住者が耐震有物件を改修する場合:工事費2/3以内・上限100万円。その他:工事費1/2以内・上限70万円)/空き家家財道具等片付け補助金(上限10万円)/移住支援金(東京圏から就業・テレワーク等要件充足:単身60万円・2人以上世帯100万円+18歳未満1人100万円加算・最大2人まで)/奨学金返還支援(上限50万円)
公式サイトで確認甘楽町 暮らしの魅力と支援を見る
城下町・小幡に江戸時代の武家屋敷・雄川堰・楽山園(国指定名勝)が残る町。歴史的な景観の中での暮らしが最大の差別化要素。富岡市に隣接し生活利便を補完しやすく、大規模農家も少ない集落規模で落ち着いた環境。空き家バンクを通じた物件紹介と、リフォーム補助制度が整備されている。
移住・二拠点の支援:空き家バンク/空き家リフォーム補助金(工事費1/2以内・上限50万円。工事費20万円以上・定住10年以上の意思等が要件)/まちづくり定住応援金(住宅取得者向け:基本7万円+転入・子ども・土地購入・町内業者各3万円加算)/群馬県移住支援金(東京圏からの就業・テレワーク等要件充足の場合に対象)
公式サイトで確認下仁田町 暮らしの魅力と支援を見る
下仁田ネギ・下仁田こんにゃくで知られる西上州の農業・自然の町。全域が下仁田ジオパーク(日本ジオパークネットワーク認定)で、荒船山・妙義荒船佐久高原国定公園が広がる。上信電鉄終点の小さな町で上信越道下仁田ICが近く、長野県・軽井沢とも40〜50分圏内という立地が二拠点の選択肢を広げる。空き家バンクは移住・起業・二地域居住いずれも対象。
移住・二拠点の支援:空き家バンク(空き家等利活用支援事業補助金:工事費1/2以内・上限100万円。定住・起業・二地域居住のいずれかが要件)/空き家等利活用片付け事業補助金(上限10万円)/群馬県移住支援金(東京圏からの就業・テレワーク等要件充足の場合に対象)
公式サイトで確認南牧村 暮らしの魅力と支援を見る
高齢化率日本一の山村(役場標高372m)。養蚕農家を中心とした古民家が約350件あり、村に不動産業者がないため「南牧山村ぐらし支援協議会」が物件の流通と移住コーディネートを担う独自体制。村が改修した物件を移住者に提供しており、二拠点向け物件も流通。荒船山・星尾川沿いの深い自然が日常にある。本格的な山村暮らしを志向する人向けで、過疎・不便を受け入れられることが前提。
移住・二拠点の支援:古民家バンク(南牧山村ぐらし支援協議会が窓口・仲介手数料不要)/空き家家財道具等処分費補助金(上限5万円)/お試し住宅制度(最大2か月の体験居住)/転入奨励金(15歳未満の子と保護者の転入に1人3万円)/給食費無料(小中学校)
公式サイトで確認※ 移住・二拠点の支援制度はあくまでご案内です。制度の有無・要件・金額・期限・最新情報は、必ず各自治体の公式情報でご確認ください。